御朱印の頂き方とマナーについて

御朱印

御朱印とは?

神奈川県三浦市 海南神社 御朱印
御朱印は写経を奉納した証としてお寺からいただく受付印がはじまりになります。

現在ではお寺、神社を参拝した証として頂くことができます。

御朱印の頂き方

御朱印の頂き方
  1. 御朱印帳を用意する
  2. お寺・神社を参拝する
  3. 寺務所・社務所で御朱印を頂く

1.御朱印帳を用意する

増上寺 御朱印帳
御朱印を頂くための御朱印帳を用意します。

大きなお寺や神社ではオリジナルの御朱印帳を販売しているところが多いです。

また、インターネットでも御朱印帳を購入することができます。

大体1000円~3000円程度で購入することができます。

自分のお気に入りの御朱印帳を見つけるのも楽しみの一つです。

最近の御朱印帳は蛇腹(ジャバラ)式という1枚の紙を折りたたんだモノが主流となっております。

大体、片面20枚前後の御朱印を頂けます。

蛇腹(ジャバラ)式の裏面にも御朱印を書いて頂いても良いかと質問される方もいますが、基本的には裏面も使用できます。

ただ、個人的には墨汁が裏面に染み出したり、透けて見えてしまう場合もあるので裏面の利用は控えています。

※御朱印をノートや画用紙などに書いてもらうのはマナー違反なのでご注意ください。

流川 萌愛

インターネットで1つ購入しておいて、お寺や神社を参拝しながら気に入った御朱印帳を見つけるのが良いかもね。

また、お寺と神社で御朱印帳は分けた方がいいのかという疑問に思っている方もいるのではないしょうか?

お寺と神社の御朱印を一緒にするのは暗黙のルールでマナー違反とされています。

ただ、現在は一緒にしても問題ないという意見も出ております。

当たり前ですが、御朱印帳にスタンプやメモなどをすると、御朱印を拒否される場合もあるらしいのでご注意ください。

流川 萌愛

御朱印帳は御朱印を頂くものであって、スタンプ帳ではないからね。

2.お寺・神社を参拝する

東京都台東区 浅草寺
まずは仏様、神様にご挨拶するため、お寺、神社を参拝します。
※時期によっては最初に寺務所・社務所に行くことを進めているところもあります。

特にルールはありませんが、写真撮影も参拝をしてからのほうが良いです。
※場所によっては注意される場合もあります。

本殿は撮影禁止のところも多いのでご注意ください。

お寺、神社の参拝方法は以下をご参考ください。

3.寺務所・社務所で御朱印を頂く

御朱印
参拝後に寺務所・社務所に行き、御朱印を頂きます。

小さいお寺や神社では、御朱印自体やっていないところも多いので事前に御朱印を扱われているか確認しておきましょう。

御朱印は大体300円~500円で承ることができます。

御朱印帳に直接書いて頂ける「手書き」と、すでに和紙に書かれている「書置き」があります。

お寺や神社によってはどちらかしか扱っていなかったり、複数の御朱印がある場合もあるので参拝前に確認しておくと良いでしょう。

手書きをお願いする場合は、御朱印帳をお渡しする前にカバーを外し、書いて頂くページを開いて渡しましょう。

はさみ紙など間に挟んでいるものがあれば、事前に外しておきましょう。

流川 萌愛

5千円札や1万円札で渡すのはマナー違反と言われているよ。
事前に小銭を用意しておいてね。

御朱印を頂く際の注意点

注意点
  1. スタンプラリーではない
  2. 必ず手書きの御朱印をもらえる訳ではない
  3. 書き方などを指示してはいけない
  4. 御朱印をやっていないところもある
  5. 感謝の気持ちを忘れない

1.スタンプラリーではない

御朱印ブームと呼ばれ御朱印ツアーなども開催されておりますが、御朱印はもともと写経を奉納した証として頂いたものです。

スタンプラリー感覚で参拝したお寺、神社の御朱印を頂くモノではないのでご注意ください。

お寺・神社自身で複数の場所を巡るラリー形式の企画が開催されており、スタンプラリーみたいなものだと誤解される方もいるかも知れません。

本来の意味を理解していないと場所によっては怒られますのでご注意ください。

2.必ず手書きの御朱印をもらえる訳ではない

御朱印を書く住職さんや神主さんが不在の場合などは、御朱印を頂くことができません。
※大きいお寺、神社だと御朱印を記帳される専門の方もおられる場合があります。

場所によっては、書置きの御朱印を頂ける場合もありますので寺務所・社務所でご確認下さい。

また、書置きの御朱印しか扱っていないお寺や神社もありますので、必ず手書きで書いてもらえる訳ではありません。

お正月や行事で参拝者が賑わう時期などは、書置きしか授与していなかったり、逆にその期間のみ手書きをしてくれる場合もあります。

3.書き方などを指示してはいけない

御朱印は基本的に書置きタイプも含めて1枚1枚手書きになります。

同じお寺、神社でも書く人によって多少見た目が異なります。

「この本に掲載されている通りに書いてください」や「これを書いた人が御朱印を書いてください」などの指示は大変迷惑なので絶対にやらないでください。

4.御朱印をやっていないところもある

本願寺
築地本願寺をはじめ浄土真宗では「お経を唱えるだけで良い」ということで、御朱印を扱っていないところが多いです。

ただ、浄土真宗でも御朱印を頂けたり、御朱印の代わりにスタンプを提供しているところもあります。

また、宗派を問わず小さいお寺や神社では御朱印自体をやっていないところも多いです。
※お正月などの一定期間だけやっているところもあります。

お寺や神社なら必ず頂けるものではないのでご注意ください。

5.感謝の気持ちを忘れない

御朱印やお守りは自分とお寺の御本尊(仏様)、神社の御祭神(神様)とご縁を結ぶためにあります。

お寺、神社はお店ではありませんので、参拝者に対してサービスを提供しているわけではありません。

御朱印の一つ一つに丁寧に対応してくださっています。

住職さん、神主さんたちに効率を求めるような発言は、大変恥ずかしいことですので絶対にしないでください。

流川 萌愛

効率良く御朱印を頂きたいのであれば午前中に行ったり、混む日は避けるなど自分のできる範囲でやってね。

みんなが気持ちよく参拝できるようしよう!

御朱印ブームが起き、スタンプラリー感覚でやっている人も多いと思います。

私自身も無宗教であり、スタンプラリー感覚でやっている部分があるのは否定できません。

ただ、スタンプラリー感覚でやっている人にも、御朱印を頂いて本当に喜んでいる方々も数多く見かけます。

あくまで個人的な意見ですが、お寺(仏様)や神社(神様)に対して敬う気持ちを忘れなければ、そこまで気にしすぎなくても良いのではないかと思います。

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